離婚について話し合いをしているけれど、離婚したくないという時。
話し合いでは感情的になってしまったり、理路整然と気持ちを伝えにくい場合には手紙が有効です。
そこで今回は、離婚回避の手紙の例文や書き方についてご紹介します。
離婚回避の手紙は、一人でゆっくりと書き連ねることができ、落ち着いて気持ちを伝えられるものなのです。
読んだ夫も文字を追うことで冷静にあなたの気持ちを受け止め、離婚回避に繋がる要素を多く含んでいますよ。
どのように書けばいいのか分からない、という女性に例文や書き方をお伝えしますのでぜひ参考にしてくださいね。
感謝の言葉と謝罪の言葉
旦那への離婚回避の手紙には、感謝の言葉と謝罪の言葉が必要です。
離婚をしたいと言い出したのは夫であり、その原因も夫だという場合でも、旦那のことを責めたててしまうと話しはこじれ、次第に離婚の方向へと向かってしまいます。
「あなたがいるから幸せ」
「いつも家族のために働いてくれてありがとう」
などの感謝の言葉。
「私に至らないところがあるせいで不安な気持ちにさせてごめんなさい」
「離婚を考えるほどにあなたを追い詰めているとしたら申し訳ない」
と言った謝罪の言葉をつけることで、夫婦の問題について深く考えていることを夫に伝えることができます。
夫婦を大事に思っているからこそ、これまでの行いを振り返り、妻として反省するべきこともある、という意思を伝えることができれば、夫の離婚の意思を変えることができます。
買い言葉に売り言葉で話し合いをするよりも、冷静になって考えてみました、という文面の方が、未来を見据えた話し合いに繋げることができますよ。
二人で求めていた未来について
離婚回避の手紙の中には、夫婦二人で求めていた未来について書きしたためましょう。
結婚をする前、結婚をしてから「こんな未来にしたいね」「こんな家族になりたいね」と幾度となく話しをしたことがありますね。
現状は、そんな追い求めていた未来を忘れてしまうくらいの状況となっています。
それは、離婚という大事に対して感情的になってしまっているからです。
夫としてもたくさんのことを考えて離婚の話しをしているのでしょうが、その考えの中で「もう離婚しかない」と思ってしまい、話し合いであなたが何を言っても聞く耳を持たない状況となっています。
もっと視野を広げてもらう意味でも、夫婦二人で描いていた未来を思い出してもらい、それを叶えるためにはどうするべきであるか、について話し合ってくださいね。
解決の糸口は目標を作ることで、簡単に見つかることがあります。
離婚を決意する時には、夫婦が歩む道を見失っている時ですから再発見し、元の道に戻る努力をしてみてくださいね。
「あの頃話したことを覚えていますか?」
「私は二人で描いていた未来を捨てることはできません」
先にある未来を考えてもらう効果的な方法ですから、離婚回避の手紙の中にしっかり書き入れましょう。
自分の正直な気持ち
そして、最も大切なことはあなたの正直な気持ちです。
目の前に離婚したい旦那がいる状態でも話し合いでは、どうにか離婚しない方法について伝えてしまいます。
そして、離婚を意識している旦那の前では素直な気持ちを離しにくいと思っていませんか?
拒絶されてしまうかもしれない、鼻で笑われてしまうかもしれない、自分だけが愛しているのではないかと不安な気持ちでいっぱいになります。
しかし、手紙ならば素直な気持ちを書くことができます。
手紙を書く際には、自分の心を見つめ向かい合いながらの作業になりますので、いかに夫のことを大事な存在だと思っているのか、一生愛し続けると誓った気持ちの重さなどを伝えられます。
素直でストレートな言葉は人の心を動かす力があります。
あなたの本心を手紙に込めることで、夫は何度も読み返しあなたの素直な気持ちを知ることができます。
耳で聞く言葉と文字で読む言葉は人に与える印象を変えることもありますので、夫に伝わるようにストレートな書き方をしましょう。
遠まわしな言葉は伝わりにくく、その裏には別の意味があるのではないか?と不審がられてしまうこともありますので注意してくださいね。
家族への想い
離婚は夫婦の問題のように見えて、実は家族の問題です。
子供がいる夫婦なら尚のこと、家族の問題として捉えなければなりません。
離婚したいという意思の中には、家族への想いは含まれていたことを感じたでしょうか。
旦那が離婚したいと言っている状況は、もしかすると旦那のみの感情によるもので、まだまだ家族に対しての考えまで頭がまわっていないこともあります。
「あなたと家族としてこれからもやっていきたい」
「子供にとって離婚がいいことだとは思えないのです」
「私も子供もあなたのことを愛しています」
子供の話題は、きっと夫の気持ちを揺れ動かすことになります。
離婚をすると家族として過ごすことはなくなり、子供と会えない日々に突入します。
「パパ!」と笑顔でかけよる姿を見られなくなってしまうことを伝えることができれば離婚回避の手紙として効力を発揮します。
夫婦の話しだけではなく、そしてあなた個人の話しでもなく、家族という括りの中での想いを手紙で夫に伝えてくださいね。
家族としてどうあるべきか、という内容よりも家族が夫の存在を必要としていることを中心に書きましょう。
あなたが家族を大事にしている気持ちだけではなく、夫だって家族を壊したくないと心のどこかで思っているはずですよ。
夫さえも気付いていないこと
そして最後に「やっぱり離婚は最善の方法ではない」と夫に感じてもらうように、夫さえも気付いていないことを手紙に書きましょう。
「あなたは嬉しいことがあると鼻歌をうたい、それは必ず二人の思い出の曲であることが嬉しかった」
「嘘をつく時には小鼻が広がることを知っていますか?子供もそれを引き継いでいることを知った時にはとても幸せな気持ちになったんだよ」
夫さえも気付いていない癖などを伝えることで「よく見てくれていたんだな」と感じてもらえます。
離婚を意識している夫は、寂しさを感じていることもあり、家族の中での自分の立ち位置を見失っていることがあります。
それは家族としている生活に慣れたことで、何か特別なことがない限り自分の存在が妻や子供にとって大きなものであると感じにくいから。
しかし、夫さえも知らないことを手紙で伝えることで、日々の生活の中でよく見てくれていること、気にかけてくれていることを知ることができます。
それは、家族としての再発見となり、これまで見失っていた立ち位置を見つけることで離婚回避となるのです。
人に言われて気付くこと、無意識でしていること、それは妻であるあなたしか知らないようなことを伝えてくださいね。
気持ちを込めた手紙を渡しましょう
離婚回避の手紙の例文や書き方についてご紹介しました。
離婚回避をする際には手紙はとっても効果的です。
感情的になって書きなぐることもなく、冷静に自分の想いをしたためることができるからです。
どうしても伝えたいことは感情が邪魔をして直に伝えきれないことがあります。
それを後悔して離婚にならないようにも、離婚回避のための手紙をこちらの例文を参考にして書いてくださいね。
夫も文字を読むという落ち着かざるを得ない状況になりますので、あなたの想いをしっかりと受け取ることができますよ。