「旦那と離婚したくない、でも離婚調停が始まってしまった…」というあなた、まだ諦めるのは早いでしょう。
離婚調停を相手から申し立てられたけれど、復縁した夫婦は少なくないのです。
別居に至っていたとしても、旦那の意思が固いと感じた場合でも、離婚調停を取り下げる方法がありますので、ぜひ参考にしてください。
相手が本気だと感じたとしても、あなたも本気で「離婚したくない、夫婦問題を解決したい」という意思を忘れないように実践しましょう。
目次
調停は夫婦関係を調整する場
まず、よく誤解されているのは離婚調停では離婚についての話し合いをするのではなく、夫婦関係を調整する場であるということです。
確かに、旦那に離婚調停を申し立てられているということは、旦那にとっては離婚するための一つの手段でしょう。
調停で不成立になれば、裁判も辞さない覚悟を今は持っているのかもしれません。
しかし、調停委員は旦那の意思を聞くだけではなく、しっかりとあなたの意見も取り入れてくれ、その上で「離婚ではなく復縁をして夫婦関係を再構築することが正しい」と判断が下されることもよくある話です。
離婚を推奨する場合は暴力があったり、婚姻関係を継続するには条件が整っていないなどですから、むやみに離婚に向けての話し合いよりも復縁に向けての話しに持っていくことも可能でしょう。
男女の気持ちの問題である場合には、歩み寄りを提案されることも多々あります。
離婚を考えていないことを調停委員に伝える
そこで、あなたは調停委員には旦那との離婚を考えていないことをはっきりと伝えてください。
別居に至っていたとしても、それは夫婦にとって今は離れて考えるべき期間だと伝えたり、夫を今でも大切に愛していることも伝えましょう。
離婚調停は、旦那を交えた話し合いではなく、双方の意見を個別に聞くことが多いパターンです。
たとえその際に「旦那さんの離婚への意思は固いようですよ」と伝えられても怯む必要はありません。
お互いの意見が納得出来ないまま離婚調停が進むと非成立となり、その時に夫は再構築を考えることもあるでしょう。
もしくは、あなたの彼を想う気持ちを調停委員から聞き、心が揺れることも想像出来ます。
自分の意思はしっかりと調停委員に伝えること、もしどのように伝えたらいいのか分からない場合には、法律に詳しい弁護士などに相談してみましょう。
男女問題に詳しい弁護士ならば得策を伝授してくれるはずです。
費用は多少かかりますが、相談だけならば40分5000円くらいが相場となっています。
修復の可能性を提示する
旦那と復縁した場合には、今のままの状況ではどうにもなりません。
このまま裁判になってしまうことを避けるためにも、夫婦関係や問題の修復の可能性を提示して、これからあなたも変わっていくことを表しましょう。
そのためにはまず、どうして夫が離婚したがっているのか原因を知ることが大事です。
あなたが思う家庭像と相手が考える家庭像には違いがある場合もありますし、妻として良かれと思ったことが旦那にとっては重荷である場合もあります。
修復の可能性は、あなたがこれからの夫婦として上手くやっていく意気込みを調停委員に伝えることのできる手段であり、離婚したい旦那にとっては「まだやっていく希望がある」と思わせられます。
別居しているのならば、旦那が出ていった原因を知り、その原因を排除する方法を示すとあなたの前向きな姿勢を感じてもらえるのです。
弁護士がついていなければ離婚への迷いがある
離婚調停を起こした旦那が弁護士に相談していないようならば、まだ離婚に対して迷いがあることが分かります。
法律のプロである弁護士、費用をかけてでも弁護士に相談している場合には、その意思は相当高く、覚悟を決めていると言えます。
旦那だけでは足りない法律を駆使し「どうにか離婚したい」と本気で取り組んでいるのです。
しかし、弁護士をつける方法を取っていないとなれば、自分で対処するしかなく、その都度様々な考えを抱くことになるでしょう。
男女が関わることですから、その時々の気持ちは大事なものです。
離婚調停をしながらも「本当にこれでいいのだろうか」「妻は本当に離婚したくないのだろうか」と感情にほだされることもあるでしょう。
そうなっている時が攻め時です。
あなたは離婚したくない、復縁したいという強い気持ちを持ち、裁判に移行しないように、離婚調停を取り下げてもらえるように風向きを変えてください。
陳述書を提出する
離婚調停には陳述書を提出場合が多いのです。
結婚生活のことから、離婚問題に発展した経緯、あなたの想いなどを詰め込むためのもので、夫婦のことを何も知らない調停委員にとっては成立、不成立にさせる大事な資料となります。
前項でご紹介した、修復するための方法を記載することもでき、あなたの強い思いを伝えられるものです。
調停委員もロボットではなく、人の気持ちを持った人間ですから、感情の部分でアプローチすることができ、離婚したい旦那を再構築への説得に移せることもたくさんケースとしてあります。
陳述書をうまく書けない場合には、その時だけ弁護士に相談する女性も少なくありません。
多少の費用をかけてでも、人の心に訴えかけられる陳述書の作成に取り組むことをおすすめします。
調停では、この陳述書が大きなカギを握っているので、提出を求められなくても先に作成に取り掛かり、提出することで夫の気持ちを変えられることもあるのです。
積極的な行動を取っていきましょう。
【こちらの記事もcheck!】離婚調停で離婚したくない時の陳情書の書き方や復縁方法
必ず冷静に大人の対応をする
離婚問題に発展し、離婚調停まで起こされた時には、普段の生活とは少し変わってくることや旦那の離婚の意思を感じることで、心が乱れることがあります。
特に女性は感情的になってしまうことが多く、それでは旦那の気持ちは戻ってきません。
離婚調停になった時こそ、大人の対応によって冷静に対処していきましょう。
離婚の話し合いをしている時には、どうしても感情的になってしまったことはあるはずです。
その時の印象を強く旦那は残していることで、あなたへのイメージは悪い状態。
しかし、あなたが冷静に時には客観的に対応し、一貫した主張を繰り返すことによって、強く尊敬できる魅力的な女性であることを感じさせられます。
悪いイメージを払拭できる最後のチャンスですから、一人で考える時には客観的に物事を判断し、離婚調停を取り下げ復縁を目指してください。
あなたの印象が良くなることにはプラス以外の作用は働きませんので、旦那の気持ちや好きだった頃の想いにアプローチすることが出来るのです。
離婚調停になっても諦めない!復縁は可能です!
旦那からの離婚調停の申し立てに驚いた方も多いことでしょう。
「ここまで来てしまったら復縁は無理ね」と諦めてはいけませんよ。
実際に離婚調停を起こされても旦那が取り下げてもう一度夫婦として手を取り合い復縁を叶えている女性もいることを忘れてはいけません。
そのために必要なことをこちらではまとめましたので、全てを羅もうするつもりで実践に移していきましょう。
キーパーソンはやはり第三者である調停委員かもしれませんね。
上手く味方につけて「私たちは夫婦としてやっていくとが幸せな方法である」ことを伝えていきましょう。