女性にとって「嫁姑問題」は永遠のテーマかもしれません。
義母がどのような人でも、嫁からすると「ウザい」「うるさい」「放っておいて」なんて思うこともしばしば。
それでも「何とかうまくやっていきたいんだけど」と思う女性は少なくありませんし、あなたのその内の一人でしょう。
嫁姑問題の根本的な原因を知ることから解決法を見つけるためにも、ぜひこちらの内容を参考にしてください。
夫と姑の気持ちについてもご紹介しますので、あなたには伝わりにくい想いを知れば嫁姑問題に終止符を打つことが出来ます。
目次
嫁姑問題の原因3つ
過干渉な言動
心配なのか、まだ子供だと思っているのか、結婚をした夫婦に対して過干渉な義母を持つと嫁姑問題を引き起こします。
自立した大人として扱ってくれないことに不満を持ち、多くの意見を伝えてくると嫁の立場としてはどうしても「言われた通りにした方がいいのかな」と思ってしまうのです。
生活のこと、子供のことなどへの口出しの意見があなたとは違う場合、イライラしてしまうこともあるでしょう。
特に旦那が義母と同意見だった場合には、あなたは一人で戦わなくてはいけなくなり、味方のいない状況に悲しみ、そして辟易してしまいます。
「分からないことがあったらその時に聞くから黙ってて!」という気分にもなり、義母を疎ましい存在として感じるようになるのです。
過干渉な姑は世帯が別であることを理解して欲しくてもなかなか分かってくれない場合が多いでしょう。
旦那が味方になってくれない
前項でも少し触れましたが、「旦那が味方になってくれない」という際にも嫁姑問題に発展します。
一般的には、血の繋がった義母よりも嫁を表面上だけでも大事にしていれば上手くいくと言われていますが、当の旦那としては母親の意見も取り入れたいと思っているのでしょう。
それを勢い余って「マザコン」なんて言ってしまうと、今度は夫婦問題になっていきます。
男性は、女性と義母との間で挟まれて辛い立場にいることを理解していたとしても、愛し合って結婚をしたのだから、新しい家庭を作っていく上でも「私の味方をしてよ」と思ってしまうものです。
良い格好をしたい男性に多く、その場を円満にまとめたい気持ちからなのか「母さんも悪気があるわけではないと思う」と言ってしまいます。
悪気がないなら尚のことタチが悪いので?と思いますから、余計に嫁姑の仲は険悪になっていくでしょう。
「家」にまつわる問題
「あなたは○○家に入ったのだから」「孫ちゃんは○○家だから」と言われて角をたてる姑がいます。
嫁の立場としては、「私は夫を愛して夫と家族になりました」「子供は二人の子供。そしておばあちゃんはもう一人いる」と強く反発したくもなるものです。
何となく、女性側の両親を蔑ろにされたような屈辱を感じる女性もいて、いい気分になる女性はあまりいないでしょう。
時代の流れとともに結婚を「家に入る」という意識がなくなってきたことも原因の一つです。
昔のように家同士の許嫁や見合い結婚をする時代ではなく、多くの夫婦は個人の恋愛によって自分で結婚を決めます。
核家族化も家制度を意識させない原因の一つかもしれません。
核家族化になってきた頃の親の子供が結婚をする年代になってきていますので、「○○家の家訓」などに携わる機会はないでしょう。
家庭を一つの個体として考えたいという嫁と、親族合わせて家族と考えている姑の意見の違いが嫁姑問題を引き起こしています。
旦那の気持ちは?
嫁姑問題に対して旦那の気持ちは、「穏便にやって欲しい」と思っています。
中立を保つことは簡単ではありませんし、あなたにとって煩わしいと思っている義母にこれまで育てられてきた夫ですから、母親の言うことを全て否定するのも難しいものです。
嫁という立場をわきまえて、少し引いた態度で「やり過ごしてくれ」と思っているのでしょう。
母親に対して育ててもらった恩もありますし、仮に嫁いびりをしているとしてもその事実を信じたくないという心理も働きます。
男性にとって母親は特別な存在です。
あなたにとっても母親は大事な存在で、誰かに文句を言われたり告げ口をされたら微妙な気持ちになってしまうものです。
嫁姑問題が勃発した時には、相手の気持ちを考えて相談をしてみなければいけません。
旦那にとっては義母もあなたも同じくらい大切な存在、その質は違うものだと理解をしてください。
嫁として大事な気持ち、母親として大切にしたい気持ちがあるのです。
姑の気持ちは?
姑の気持ちが厄介な時があります。
あなたよりもだいぶ年上である義母なのに、その心理をあなたとしては幼稚だと感じるかもしれません。
姑は大事に手塩をかけて育てた息子をあなたに取られてしまったとまず感じます。
取ったのではなく選ばれた事実を無視して、母親としてそう感じてしまうのです。
母親にとって息子は恋人のようなもの、と聞いたことがあるでしょう。
筆者にも息子がいますが、まさしくそのような感じです。
そこで態度に出すか出さないかは義母の性格にもよると思いますが「取られた」「自分だけの息子ではない」という寂しさが込み上げていきます。
そしてある程度落ち着いた頃には「息子をお願いします」という気持ちに変わっていきます。
だからこそ「~したら?」「~の方がいいんじゃないかな?」とあなたにとっては過干渉な行いになるわけです。
親心が先に立ち、良かれと思っての行動が実は嫁姑問題を引き起こしています。
愛する旦那の母親だという認識を持つこと
原因と旦那、姑の気持ちを理解していくと解決策が見えてきます。
あなたの心持は「愛する旦那の母親:という意識を持つことがこれから重要になっていきます。
愛する素敵な男性にここまで育てたのは紛れもなく義母ですから、そこは感謝の気持ちを抱くことで接し方も変わってくるでしょう。
しかし、意見を言わない、義母の言った通りにするということではありません。
あなたと旦那の関係はこれまで何年に渡って築かれてきたものではありますが、義母との関係はこれからです。
自分の意見はきちんと伝え、結婚生活を温かく見守ってもらえるようにしましょう。
少しおだてて、少し頼りにして、人生や結婚の先輩として接することで嫁姑問題は解決させられます。
ただ、夫も自分の母親に辟易している場合には「絶縁」ということも考えなければなりません。
お互いに心の平穏を保って生活をするためにも、どうしても分かりあえない時にはこの先の関係を見直していきましょう。
義母は寂しい、娘親は「いつかは家から出て行く」と産まれた時から覚悟をしていますが、男親はそうではないのです。
ゆっくりと時間をかけて義親子の関係を築いていきましょう。
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嫁姑問題は解決させられます!
嫁姑問題で心を痛めている女性は少なくありません。
「あなたと結婚したのではなく旦那としたのよ!」と強く思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、これも一つの縁ですから、解決方法があるのならば試してみる価値はあるはずです。
嫁姑問題の原因については嫁目線でご紹介しましたが、原因が起こったもっと根本的なものには姑の正直な気持ちが関係しています。
あなたがその立場にたって考えてみた時には、少しは義母の気持ちに寄り添うことができ、解決に向けての第一歩を踏み出せるはずですよ。