数年前から耳にするようになった「主人在宅ストレス症候群」とは、旦那が自宅にいるだけで(帰ってくるだけで)イライラしたり、気持ちのコントロールが出来なくなったりする病です。
「旦那のことが嫌い」そう思うこともしばしばで、生活を共にする夫婦にとっては一大事。
「私も主人在宅ストレス症候群かも」「家でゴロゴロされているだけでムカムカすることが続く」というあなたは、実際に病に侵されているかもしれません。
そんな主人在宅ストレス症候群は放っておくといずれ離婚にも発展することもあり、今ここで原因を知り正しい対処法を試みることで夫婦関係を改善させられます。
詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてストレスのない生活を手にいれましょう。
目次
主人在宅ストレス症候群の原因
夫が妻に与えるストレスの貯蓄
些細なことであっても「ストレスだわ」と感じることが積み重なれば、シュッ人在宅ストレス症候群を発症させます。
毎日聞かれる「今日のごはんは何?」「今日は何をして過ごしていたの?」「どうしてこんなもの買ったの?」という一見、普通の夫婦の会話に見えてもストレスを感じる時があることをあなたはわかるはずです。
一度「なんでそんなこと毎日聞くの?」と思えば、一気にストレスを感じ「あぁ、また聞かれた」と貯蓄されていってしまいます。
手伝いもなく在宅して、口出しだけはしてくる
家で過ごしている夫は、家事や育児を手伝うわけでもなくゴロゴロと「体を休める」ことに徹し、「ここ掃除できてないよ」「今日のご飯は薄味だね」なんて妻がすることに口出ししてくる旦那にストレスはたまります。
「何もしないんなら、どっか行ってよ」「邪魔なだけ」という気分になるのも頷けます。
このタイプの原因は、毎週夫の休日が近づいてくる度にイライラし、当日にはもっとムカムカする妻が少なくありません。
酷くなると、旦那の帰宅時間の前になると動悸がしたり、不眠を患ったりもして自律神経が乱れてしまうのです。
日頃の自宅での夫の行動は目があまるものがあり、「言っても治らない」「二倍三倍にして言い返してくる」となると、黙って耐える時間となります。
どんどんとそこに旦那がいることにストレスが溜まり、嫌いな気持ちが大きくもなり「離れて暮らしたい」「心穏やかに生活したい」と離婚を決断するようになるのです。
夫婦間の共通の話題がない
夫婦二人で同じ時間、同じ空間にいても共通の話題がないことから会話にならないのも主人在宅ストレス症候群の原因です。
何か話すわけでもなく、そこにいられることに「夫婦でいる意味があるのか」「この生活は何のためにしているんだ」という思いに捉われます。
「ただの同居人」「お互いを深く理解しようとしない人との老後」などを思い浮かべて、気持ちが沈んでしまう時もあるでしょう。
以前は、様々な会話をしていた夫婦でも、年月が経つに連れて生活をする範囲が狭くなり、妻は子供を中心に考え、夫は仕事に集中しという状況では「話しをしたくても理解してくれないよな」なんて思われているのかもしれません。
とにもかくにも、夫婦間の何気ない会話もない状態では同じ空間にいて妻はストレスを溜めてしまうのです。
そこにいるだけなのに、特に何もしていない夫、話しかけてもこない旦那の周りで忙しく動き回り家の仕事に取り組んでいると余計に大きなストレスを溜め込んでいくことになります。
主人在宅ストレス症候群にかかった時の対処法
一人の時間を楽しむ
主人在宅ストレス症候群にかかっているということは、ストレスがとても溜まった状態です。
ストレス発散をするためにも、一人の時間を楽しむことにしましょう。
旦那のいない時間には、あなたの思うようにしたいことをしたいようにを意識してみましょう。
読書をするのも、ジムに通うのも、友人と食事に出るのもストレス発散には最適です。
とにかく、あなたが「楽しい」「幸せ」「嬉しい」と思うことに取り組みます。
好物を好きなだけ食べて「美味しい」と思うのも素敵です。
旦那が家にいるとストレスを感じるのですから、そのストレスを発散する時には夫抜きでなければなりません。
一度0にしてしまえば、気持ちも軽くなりますから多少の外部からのストレスに強くなります。
プラスの感情に満たされていることもあり、「はいはい」と旦那の態度や言葉をそれほど気になることも減っていくのです。
一人で抱え込まない
「あれを言われて嫌だったな」「これをされて気分が悪かったな」という一つ一つを見れば大きなことでなくても、積もり積もっていくと大きなストレスを抱えることになります。
マイナスの感情を一人で抱え込んでしまうことで、主人在宅ストレス症候群の症状を重くしてしまうことも。
気の置けない友人や家族に話しを聞いてもらい共感してもらったり、匿名の掲示板に心の内を吐露したりすると、何だか気分も晴れ渡ります。
人に自分の想いを伝えるという行為は、口に出す言葉を一旦脳内で処理しますので、気持ちを整理することにも繋がるのです。
そこで初めて「夫に対する気持ち」に気付くこともあります。
「嫌い」と表面上は感じていても、実は「こういうところを直して欲しいだけ」という単純なことに気付きます。
もしくは、「離婚したいくらいに恨んでいる」なんて女性もいました。
主人在宅ストレス症候群にかかった女性は、旦那の要求をできるだけのんであげようという意識を持っていることから、うまく認めてくれないことにストレスを抱えていることもあるのです。
嫌いな部分があって当然!と開き直る
人間、どこからどう見ても素敵だという人ばかりではありませんし、多くの人は良い所もあれば悪い所もあるものです。
好きな所もあれば嫌いなところもある、と開き直ると案外気が楽になります。
きっと、あなたにも自信満々なところとできれば人に知られたくないことなどあるはずです。
旦那のことに多くを求めることをやめてみると、主人在宅ストレス症候群の症状が軽くなることもあるのです。
開き直るとイライラすることも、「この人のこと分からない」と思うことも減少させられます。
考えさせられることがどんどんと減っていき、反対に夫の良い所を見つけ、認めてあげることで克服できますので、ぜひ気持ちの持ち方を変えていきましょう。
「嫌いなところがあって当然!ないほうがおかしい!」とさえ思えるようになると、些細な態度や行動でストレスを感じなくなり、夫婦仲の改善にも役立ちます。
主人在宅ストレス症候群から抜け出した後にも、これから長く一緒に生活する夫だからこそ諦め、一部は無関心になることも大事なのです。
旦那が嫌いでも対処法で夫婦仲改善!
「あぁ、もう帰ってきちゃう…」「そこにいることを考えるとイライラしちゃう」という思いから、感情のコントロールが出来なかったり、自律神経失調症になってしまったりするとそれは「主人在宅ストレス症候群」かもしれません。
主人在宅ストレス症候群にかかる原因には、夫との関係や態度や行動が関係しているのです。
原因を知った後には、きちんと対処法を試してください。
このままでは、夫に対しての嫌いな感情に支配されて本当に離婚の危機がやってきてしまいます。
「どうしてこんなことになったのだろう」と突き詰めて考えた上で、夫婦関係を改善する方法を実践してくださいね。