突然の旦那からの離婚の申し出、専業主婦のあなたはこれからの生活を考えて不安になっていることでしょう。
旦那の収入で生活を送っていたこと、これからもこの生活が続いていくことなど様々な思いの中で「どうしたらいいの?」と思っている場合、専業主婦が対策しなければならないことがあります。
これからのことは自分で考え、行動を起こしていく必要がありますのでぜひこちらの内容を参考にして、旦那からの離婚の切り出しに対応していきましょう。
離婚したい理由について考える
夫から「離婚したい」と言われても、すぐに離婚を決める必要はありません。
しっかりと夫婦で相談し、納得しなければ前に進んでいくことは出来ないのです。
決断をすぐにしてはいけないことに伴い、別居も急いではいけません。
別居は離婚する確率を高めてしまいますし、専業主婦の女性いとってはすぐに一人で生活を送るベースが出来ていないことでいきなり大変な目にあってしまうのでしょう。
離婚するまでの間に、生活費を要求することは出来ますが、それでは心許ないのが現実です。
それよりもまずは、旦那がどうして「離婚したい」と言っているのが、理由を知ることに注力してください。
理由によっては、すぐにでも解決できる問題かもしれませんし、夫婦関係のすれ違いから来ている勘違いが引き起こしている事態かもしれません。
結婚生活を送っている二人でも、常にお互いを知り話し合っていなければ、間違った離婚への決断となる場合もありますので、理由を探っていきましょう。
性格が合わない、義実家との関係が良くない、家に居場所がないなど相手が思う理由は様々なことが集まっているケースもあります。
経済状態を確認
あなたの経済状況、夫婦の経済状況について確認をしましょう。
結婚前からの個人的な預貯金や不動産など、そして結婚後の二人の経済状況、資産などを確認すると、離婚してからの生活がどのようなものになるのか想像することが出来ます。
離婚をすることになれば、夫婦の資産は財産分与によって分けられます。
子供がいれば、養育費をもらうことにもなるでしょう。
その上で、あなたは離婚後、専業主婦から労働者としてどのような仕事に就くのかを考える必要があります。
離婚して心配なのは、自分の生活と子供の養育についてだという女性は少なくありません。
仕事に就いて安定した生活を送れるのか、実家を頼りに出来るのかと考える幅を広げていきましょう。
旦那の気持ちが離れてしまったことは仕方ないと諦められたとしても、離婚後の生活に不安がある状態では、なかなか綺麗な離婚にはならないのです。
離婚になった場合には、慰謝料の発生などもありますので、旦那側が有責なのか自分側なのかも重要な観点となります。
有利な離婚になるならば証拠集め
今の結婚生活、夫婦関係、離婚の理由を鑑みて、あなたにとって有利な離婚になるようならばその証拠集めをしましょう。
不倫や浮気が原因となっている場合には、不倫・浮気相手との不貞行為の証拠があれば、慰謝料を支払ってもらい離婚することが出来ます。
仮に離婚にならなくても、不倫や浮気をされていたら慰謝料を請求出来ますので、やはり証拠集めは重要です。
その他にも、モラハラ、暴力、経済的なDVなどがある場合には、離婚する際にきっちりと清算出来るようにしましょう。
分からない場合には、離婚を切り出された時点で弁護士に相談をしてみると詳しく教えてくれます。
一人で悩まないことが大事になってくるので、離婚を法律に則って進められるように、あなたの味方になってくれる弁護士を見つけてください。
離婚に向けての不安な気持ちや実はあなたが感じていた相手への不満などもしっかりと聞いてくれた上で、あなたにとって有利にことが進められる証拠や証拠集めの方法を伝授してくれます。
いつも通りの生活を心がけて、旦那を油断させなければならないこともあるでしょう。
時には、離婚を言い出したことをきっかけにして自分から証拠を突き出してくる場合もありますので、写真に証拠を収めたり、ボイスレコーダーを使って誰からどう見ても「旦那有責」と言われるようにしてください。
気持ちの整理をする
夫婦での結婚生活を振り返り、少しずつでも気持ちの整理に取り掛かりましょう。
これは、実際に離婚に至った時でも復縁をして夫婦生活の再構築した場合でも役立つことです。
素敵な思い出を振り返ることは辛いことではありますが、あなたがここで一つ成長することに繋がります。
誰もが経験することはありませんが、離婚の危機を迎えて、誰でも経験しない夫婦生活を振り返るという作業を行うことで、女性として人として見えてくることがあるでしょう。
一緒に暮らしていたとしても、別居になってしまったとしても一人の時間を作って、旦那との出会いから結婚の意思を固めたこと、そして夫婦として歩んだ道を振り返ります。
どこが悪かったのか、自分はどうするべきだったのか、相手は何を考えていたのかをきちんと振り返った女性は、たとえ離婚を経験しても強く自分の足で人生を歩んでいくことが出来るのです。
あなたが知る過去、夫婦で歩んだことですので、弁護士に相談しても何も教えてくれないところ。
あなたが離婚に向けて準備できることの一つですから、ぜひ実践してください。
少しずつでも前向きな気持ちを取り戻すことで、いつものあなたの魅力で進んでいけるはずです。
子供の親権を取る準備
「離婚は同意したとしても子供の親権だけは渡したくない!」と思っている女性は多いものです。
夫と離れることには同意しても、自分の子供と離れることは絶対に出来ないという場合いは、子供の親権を取る準備しましょう。
現在、一般的には母親が親権を取るケースも多く、子供の年齢が小さければ小さいほど母親に親権が認められてはいます。
しかし、状況によっては父親の親権が認められることもあるので注意が必要です。
安定した仕事があること、養育実績など、専業主婦ならば子供の育児については問題ないでしょう。
しかし、収入面では指摘されることもありますので、やはり定職につくことをおすすめします。
日本の司法では、子供は母親が近くにいるべきという考え方がありますが、あなたの生活から「子供を健やかに育てていくことは難しい」と判断されないようにしてください。
頼れる実家があるのも大きなポイントとなります。
子供の親権を取っても、問題なく養育出来る環境だと証明できる環境を手に入れてから、離婚について詳しい話しを進めていきましょう。
専業主婦のままでは、親権を取りたい父親であるならば大きく揉めることになります。
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「離婚したい」と言われても慌てないで対策しましょう
夫からの離婚の申し出、先のことが不安になり多くのことをいっぺんに考えなくてはなりませんが、ここで慌てて答えを出す必要はありません。
今、あなたは旦那の意見を聞いたまでにすぎないのです。
あなたの意見もあることでしょうから、その気持ちなどをまとめて話し合いに挑みましょう。
専業主婦のあなたは、離婚をすると一気に環境が変わることが予想されます。
一人で生活をする、子供と生活をする基盤を固めていく必要がありますので何をしなければいけないのか、離婚で損をしない方法などを取り入れて前に進んでいきましょう。