旦那の暴力は、身体的な痛みだけでなく、心にも傷を負わせ「辛い」「悲しい」「もう離婚しかないのかな」と感じさせるものです。
離婚も頭を過るDVによって離婚をしたいなんて思っていない、彼の特徴や心理を知ることで反対に離婚回避したいと思っている方、深刻な悩みです。
悩みを解消させるためには、DV夫の特徴や心理を知ることで対策を練ることが出来ます。
このままでは、あなたの身も心もズタズタになってしまいますので、ぜひこちらの内容を参考にして、離婚回避に役立ててください。
目次
DV夫の心理や特徴
人や物を壊す行為
DV夫の特徴には、様々なものがあります。
経済的なDV、心理的なDVなど、こちらでは暴力的なDVに焦点を絞ってご紹介していきます。
旦那の暴力は、人に向かい傷つけるものと物を壊してしまったり「あたる」ものとがあるのです。
殴る蹴るの暴力はとても分かりやすい特徴です。
妻にDVをする夫は、一目につく場所にはあざや傷をつけないようにしています。
それは、やはり誰かに見られてはいけないものであると認識しているからです。
以下でもお伝えしますが、暴力を振るう夫の心理には確かな理由があることが分かりますが、それでも人に見つかると自分は分が悪いということを理解していることから隠れる場所に暴力を振るいます。
また、物にあたることであなたが恐怖を感じるようならば、大きな物音を立てる、破壊するという行為もDVにあたることを覚えておきましょう。
アルコール依存や薬物依存
忘れてはいけないのは、暴力を振るうDV夫の中にはアルコール依存や薬物依存であることも少なくありません。
これらは病気だと言っても過言ではなく、治療が必要なケースがほとんどですから、妻が暴力に悩みながらも立ち向かったとしても、根源がもっと深いところにあるのでなかなか改善させることは出来ないのです。
アルコール依存や薬物依存は、「自分の感情をコントロールできない」「善悪の判断ができない」「欲を満たさなければ我慢ならない」など、何も知識を持たない人にはどうしようもない状況です。
夫の普段の行動をよく観察してみると、アルコールの摂取量や摂取期間、服用している薬などが原因ではないかと疑ってみると、納得の答えを見つけられるかもしれません。
犯罪の匂いがしないか、暴力を妻に振るうという目も当てられない事態になっているのは悪い人との付き合いがないかなど確かめてみましょう。
DV体験者
DVを実際に体験した人は、自らもDV夫になってしまう可能性があると言われています。
それは、DVを受けただけでなく、目撃した人も含まれます。
幼い頃に両親による激しい暴力を受けていた、親から親への暴力の現場を見ていたなどの場合には注意が必要なのです。
中には、そのような事実をすっかりと忘れているという人もいます。
DVをしていることに悩み、カウンセリングを受ける中でその過去を思い出すなんてこともあるのです。
DV経験者は、自分の欲を満たしたり、物事を解決する方法を暴力という手段を使うのです。
そういうことをする人を知っているからこそ、自分の行いを正当化する人もいます。
当然、DV経験者・被害者の多くは「自分だけは絶対に暴力を人に振るわない」と強く決めている方もいらっしゃいます。
妻よりも上の人間・優遇されている存在
夫にDVをされるだけでも理不尽な行いですが、暴力を振るわれる理由にはもっと理不尽な思いを感じている人も大勢います。
その心理とは、「自分は妻よりも上の人間である」「優遇されて当然の存在だ」と思っているところにあります。
結婚した途端にDV夫に変貌を遂げた男性に多いもので、結婚したから、というよりももともと男性優位の考え方を持っているのでしょう。
妻は夫の欲を満たすものであり、夫の希望通りの行動を起こさなければ納得がいかないのです。
言葉で伝えればいいのに…と思う女性も多いでしょうが、単純な思考回路により、言う事を守らせるのは痛みを与えることだと思っていますよ。
何とも理不尽なことで、特に今の時代にはそぐわない考え方です。
だからこそ、女性の強さや理性的なやり取りによって余計に「優遇されるべき存在である」思いを持ってしまい、暴力がエスカレートしていきます。
旦那の暴力を辞めさせる方法
DVであることを認識させる
「何とか旦那の暴力を辞めさせ、離婚回避し、夫婦関係を改善させたい、夫婦になったのだから穏便に事を進めたい」と思っている女性は少なくありません。
子供がいれば「子供には両親揃っている方がいい」「子供には優しいから私への暴力さえなくなれば…」と思うものです。
DVをしていることを認識させること、暴力はDVにあたることを理解してもらうことはやめさせる方法でもあります。
DV夫は、自分の行動を正当化する特徴があるとお伝えしましたが、それを本気で思っていることに難しさを感じます。
冷静に客観的に見つめれば分かることなのに、自分の身に起こっている「暴力を振るう」という行為は正しいと思っているのです。
「友人の話しなんだけど」と他人を引き合いに出して「それはいけないことなんだ」「自分がそれをしているかも」と思わせることで暴力を振るうことをやめさせることが出来ます。
人の固定概念を変えることは難しいものですが、愛し合って結婚に至ったことを思い出してもらうことでも、自分の行動を振り返ってもらえます。
しかし、あなたが諦めなければ彼を変えることは出来のです。
と同時に「弁護士」や「警察」に相談をすることを伝えてもしでかしていることに気付かせましょう。
心療内科などに受診する
前項の暴力を辞めさせる方法は、DVレベルの低い男性へと効果的ですが、心理の奥底が関係してレベルが高くなっている場合には逆上させてしまうこともあります。
そんな夫へは、心の病気だとして心療内科を受診してもらいましょう。
DVを辞めたいのに辞められないと悩んでいる男性も多く、心療内科を受診するきっかけを与えるとすんなりと心の病気への治療を開始してくれます。
本気でDVが正しい行為だと思っている夫であるならば、まずはあなた一人でも夫の暴力について相談をすることが出来ます。
医師はプロですから、あなたに最適な指示を与えながら、あなたに与えられた心のケアも同時にしてくれるのです。
DV夫の受診は、根本的な原因から解決策を見出すことができるものですから、それは夫の人間性だと判断せずに、一つの病気やトラウマから来るものだと理解を深めてください。
夫の暴力の特徴や心理から離婚回避に向かわせて
夫の暴力に疲れ果てている方、どうすれば暴力を辞めさせてDV夫ではなくさせるのか、出来ることからば離婚にならない方法はないのか、とお悩みの方にはぜひ参考にしていただきたいことです。
そのためには、まずは暴力を振るう特徴や心理を理解することから始めましょう。
夫もそんな自分に苦しんでいることもあれば、病気からくるものもあります。
適切な治療を必要としている場合も多くありますので、平穏な日々を取り戻すためにあなたが出来ることを発見しましょう。
最も近い存在である妻だからこそ、愛し合って結婚をした妻だからこそ、彼の人生を救って幸せを取り戻してくださいね。