夫婦生活を送る上で、トラブルからの関係回復や小さな不満の積み重ねによって「疲れた…」と思うことがあります。
最悪、その気持ちのまま離婚というケースも珍しくありません。
そこで今回は、夫婦生活に疲れた方に離婚を考える前にしてほしい事についてご紹介します。
離婚は疲れたからといって、すぐに決断しては後悔してしまうことがあります。
一度立ち止まって、してほしい事や考えて欲しいことについてまとめましたので参考にして、これからの夫婦生活の未来を模索してくださいね。
本当の原因は何でしょう
「浮気されたから離婚したい」と思っていても、本当の理由を辿っていけば原因が違うところにあることに気付くことがあります。
浮気されたということは、家族のことを考えてくれていないから、流される性格に嫌気がさしたから、家計を使われたからなど。
目に見える原因は実は夫婦生活に疲れたと思うあなたの本心とはちょっと違うことがあるのです。
本当の原因を探ることで、これまでの二人の生活について見つめ直す機会となりますよ
考えていくと、自分にも非があったかな?と思えるようなことがあれば夫婦生活の再構築にのぞんで、それでも上手くいかなければその時に離婚の決意をすればいいのです。
表面的なことに惑わされずに、焦らずに答えを導き出すことで後悔を避けることができます。
実際に離婚をするとなっても、しっかりとした原因を踏まえてれば、話し合いもしやすくあなたの意見を伝えられやすい環境を整えられます。
夫婦生活に疲れた時には、気力も失われてしまった時ではありますが、一つの決断を下す時には立ち止まることを意識しましょう。
愛情について
愛情がなくなった…
それは本当ですか?
夫婦生活を送る上で感じることは、交際していた時の想いと変わってしまったということです。
恋い焦がれるような気持ちや、ドキドキしたりキュンとするようなことを相手に感じなくなってしまった、だから愛情がなくなったと思っていませんか?
愛情と一言で言っても様々な形があります。
恋愛時代の愛情と変わってしまっても「喜ぶ顔が見たい」「健康が心配」と思う気持ちも愛情ですよ。
本当に愛情がなくなったと感じていれば、無関心になるもので、離婚の話しをする際にも問答無用、相手の意見がどうであれ「離婚!」となります。
少しでも迷いがある場合には、相手にまだ愛情を持っているかどうかについて考えてみましょう。
少しでも「これは愛情かな?」と思えば、もう一度その想いを大事にして相手と接してみると、新しい愛情の形に気付くことがありますよ。
あなたにとって旦那の存在は?
恋愛をして、結婚し夫婦となり、子供ができれば父親としての顔を持つ旦那。
これまであなたと過してきたことを振り返りながら、あなたにとっての旦那の存在について考えましょう。
辛い時に支えてくれた、相談に耳を傾けてくれる、人生のパートナーとして一緒に歩んでいける、二人の子供を二人で愛する存在など思い浮かべることができませんか?
この考え方は、あなた方夫婦二人だけの答えとなり、他の夫婦と比べることではありません。
友人の旦那はこんなことをしてくれる、お隣さんの旦那はあんなことをしてくれる、と比べてしまうと、超完璧な理想の旦那しか受け付けなくなってしまいます。
人には欠点があるものですが、それを上回るくらいにあなたの人生に影響を与える存在であったり、寄り添う存在ならば、夫婦生活に疲れたことを正直に打ち明けましょう。
今抱えている問題を、あなただけの問題だと考えるのではなく二人のこれからの問題として扱うようにすると、意外にも胸のつかえがとれるものですよ。
離婚後に待っている将来について
夫婦生活に疲れたから離婚したい、と言う感情に従ったと仮定して考えてみましょう。
離婚後の生活を想像してみると、今離婚することは得策ではないと気付く女性もいます。
専業主婦の女性ならば、安定した仕事を見つけてから、離婚による財産分与の額を増やしてからにしようと、離婚を計画的に進めようという気分になります。
そうして、夫婦生活をもう少し続けようと思った行動によって、夫婦生活を見直すきっかけになり、離婚を回避した夫婦もいます。
子供のことや金銭面のことなどについて将来がどうなるのかをできるだけ具体的に想像してみてください。
子供にとって両親が揃っている方がいいのか、養育費はどうなるのかなど。
離婚を決意するためには、少しでも安心材料が必要で、離婚をして旦那の支えなしでの生活はどのようなものなのか、想像できなければ経験者の話しを聞いたり、ネットの世界で知ることもできます。
離婚のデメリットは?
夫婦生活に疲れたことでの離婚は今のあなたの感情によって成り立つ気持ちです。
今の状態だけを考えると旦那と離れることが幸せなような気がしますね。
しかし、そんな離婚にはデメリットもありますのでそこを理解していなければ離婚に踏み込むことで後悔に繋がることがあります。
離婚をすることで世間体が悪くなってしまう、最近は離婚をする夫婦も増えてはいますがやはり世間からいいように思われることは少ないものです。
離婚した原因をみなに伝えるわけではありませんからね。
また、お金の問題もそうです。
これまで共働きで稼ぎ生活していた女性は、これからは自分だけのお給料でやりくりをしなければいけなく、それは老後にまで及ぶ可能性もあります。
専業主婦の女性でも、これからは自分の生活を賄えるくらいの費用を捻出しなければなりませんよね。
子供が片親となり寂しい思いや、やるせない気持ちになる瞬間もあるかもしれません。
そんなデメリットを吹き飛ばすくらいに離婚に前向きになった時には離婚を決意する時だと言えます。
子供の養育について
最後は、子供の養育についてです。
ここまでは離婚する前に考えてほしい事として何度か子供の話題を出しましたが、子供がいるならば最も深く考えなければならない事柄でもありますよね。
一人で育てるということはどのような状態になるのかを想像し、そして子供の気持ちを考えてみましょう。
子供にとって悪影響でしかない旦那ならば早急に離婚の意思を固めることをおすすめしますが、夫婦生活に疲れた原因によっては、子供の未来を考えて今は離婚を思い留まることもあるでしょう。
夫婦二人の問題ですし、子供のことだけではなくあなたの幸せについても考えなければなりませんが、愛する子供を引き取った後の養育によって子供未来が暗いものになるようならば、考え直す必要があるのかもしれません。
結婚は忍耐だと言われますが、自分以外の幸せにしたい人のために自分が何を決断するべきか考えてみてくださいね。
客観的に見据えた答え
夫婦生活に疲れたことで離婚をする前にしてほしい事についてご紹介しました。
離婚が頭に過ってしまうくらいに夫婦生活に疲れた時には、うまく考えがまとまらず、今の状況から逃げ出すように離婚を決意してしまう人がいます。
しかしそれでは感情に流されているだけで、大事な何かを失ってしまうことになりかねません。
夫婦生活に疲れた時こそ、客観的に物事を見据えてから答えを出さなければなりませんよ。
こちらでご紹介したことを一つ一つ、夫婦生活を振り返りながら考えることで冷静な判断を下すことができます。