離婚をするかしないか、もしくは夫が離婚をしたいと思っている時の話し合いの場では、何とか引き留めようとあの手この手で引き留めようとします。
そんな時、がむしゃらに考え直してもらおうとしても逆効果となり夫の気持ちを頑ななものにしてしまうことも。
そこで今回は、離婚したくない時の話し合いの場で考え直してもらう最善の方法についてご紹介します。
あなたが離婚したくないと思っているのならば、話し合いの場ではしっかりと毅然とした態度をしなければいけません。
夫の思いを離婚から遠ざけるための話し合い方法でもありますので、ぜひ参考にして離婚回避に役立てくださいね。
家族のあり方について問う
離婚を視野に入れている夫も、離婚したくないあなたにとってもそれぞれに「家族とは?」という理想があるはずです。
離婚をしたい!と思っている時にはその家族像を見失っていたり、諦めてしまっていて、底に思いが辿り着いていないことがあるのです。
話し合いの場では、そんな「家族像」について問うてみましょう。
あなたにとって家族とは何か?夫にとって家族とは何か?ということを話し合いをすることで、すれ違いの原因が見えてくることがあります。
それは互いに見えるもので、結果的には家族に対して足りなかったことや相手が望んでいるものに気付かされ、再構築を選択することが多々あります。
家族として生活している中で、普段の会話が減り、そんな心の内をさらけ出して話をしなくても「相手は分かってくれているはず」だと誤解をしていることもあります。
それは思い込みであり、きちんと言葉に出さなければ伝わらないことがあることが話し合いで分かり、離婚を回避することに繋がります。
子供にとっての父親の存在
夫婦に子供がいる場合、夫が離婚したいと思っていても子供のことを気にしてなかなか決断できないことがあります。
二人の宝でもあり、夫にとっても大きな大切な存在ですので、離婚したくないあなたは子供にとっての父親の存在について話し合いの場でついていきましょう。
シングルの家庭が珍しくなくなった現代ですが、やはり父親が与えられる愛情は母親のそれとは異なります。
母親がいくら父親変わりをしようと思っても、根本的なところは違うものですので、父親本人が与える愛情とは異なるもの。
子供にとっても、父親の背中をみて育つ機会をなくすわけですから子供の人生を考えてみても大きな損失だと後々気付きます。
あなたが、夫は子供にとっていて然るべき存在だと認められている場合には、そんな子供とのことについて話し合ってください。
夫にとっても離婚に一番のネックになっていることでしょうから、納得のいくまで話合わなければいけませんよ。
普段は家仕事が忙しく家にあまりいられない夫だとしても、子供から見ると「仕事を家族のために一生懸命にしてくれている」存在ですよね。
結婚した当初の気持ちは?
離婚したくない時の話し合いの場では、今のことと未来のことに合わせて過去のことを持ち出しても構いません。
結婚した当初に二人で誓った愛情や家族を持つ責任を夫に思い出してもらいましょう。
男性は、責任を深く考える生き物です。
今、大部分を感情的なもので締められて「離婚したい」と思っているのならば、あの頃の気持ちを思い出させる方法を実践しましょう。
新婚当初の思い出話しや、プロポーズされた時のこと、あの頃理想として語り合ったことなど、多くの話をすることができますよね。
淡々と話しをするのではなく、感傷的になるくらいがちょうどいいですよ。
夫にも時々質問しながら話し合いをすることで、夫にあの頃にタイムスリップをしてもらうのです。
人は過去の気持ちを忘れてしまいがち。
それは今が忙しく、今の感情が全てだと気持ちのどこかで感じているからです。
しかし、あの頃のことを思い出すことによって自分が忘れていたことや誓ったことの責任を思い出します。
その責任を果たされていないことと同時に、まだ家族に対して夢半ばであることに気付き、離婚を踏みとどまらせることができるのです。
「ちょっと話しをしよう」と現実的な問題は置いておき、過去の思い出話をしてみましょう。
妥協点はないのか問う
離婚をしたい人と離婚したくない人の話合いの場では、感情的になったり、強い決断のもとでのことが多いですね。
そんな時の夫の決断は離婚一択である場合が多く、あなたとしてもどう話し合いの場を進めていけばいいのか途方に暮れることもあります。
そんな時には、夫に妥協点はないのかと尋ねてみましょう。
離婚をしない決断に変えるために、あなたが直すところや離婚ではなく一旦別居の形を取り、お互いに頭を冷静にする時間を設けることなど。
離婚が決まればすぐにでも!と思っている夫ならば、まずは時間を稼ぐ必要があります。
その間に、感情的になっている思いを落ち着かせ、より冷静な話し合いの場を設け、もっと建設的な離婚についての話し合いをすることで、違う結果になることも。
今と明日の気持ちは変わることがあります。
今日は頑なな気持ちで離婚についての話し合いの場についていても、あなたと少し話しをして明日は柔軟な態度に変わるかもしれません。
妥協点はそんな時に役立ち、あなたも「離婚したくない」と言い続けるのではなく、夫がどうして離婚をしたいと思っているのかを探らなければなりませんよね。
その要因を取り除くためにも、二人の妥協点を探しだしましょう。
離婚をすることで受ける影響
最後には、離婚をすることで受ける家族の影響いついて話し合いをしてみましょう。
離婚したい夫は自分自身が受ける影響、世間体や金銭面について覚悟を決めていることがありますが、その思いは家族の分までには及んでいないこともあります。
大事にしていた家族が離婚をすることによって、辛い立場になるかもしれないことを想像するのは難しいことなのかもしれません。
離婚をする夫婦も増えていますし、珍しいことでもなくなっています。
しかし、離婚に否定的な人は現代にもいますし、直接何か言われたり態度に出されることだってあります。
それが家族として過ごしてきたあなたや子供に起こることであることを、話し合いで伝えることができれば離婚を思い留まらせることができます。
中には、自分が受ける影響についても考え切れていない男性もいますので、離婚のデメリットとして想像しやすいように具体的に話し合いをしてくださいね。
取りあえず今は離婚をしないでおこう、そんな気持ちになってくれたらあなたの離婚したくない願いを叶えられます。
その間に、これからの夫婦として夫に「やっぱり離婚したい」と思わせないような工夫を取入れていき、新しい家族としてやり直していきましょう。
離婚を思い留まらせることはできますよ
離婚したくない時の話し合いの方法についてご紹介しました。
話し合いの方法によっては、離婚したいと思っている夫を思い留まらせることができます。
離婚という一つのことしか考えられていないことが多く、その視野を広げていくことを意識しましょう。
夫婦、家族、子供についてもっと深いところまで考えてもらうことで、離婚を回避し、よりよい夫婦として過ごしていく未来を掴み取りましょう。
今は試練の時で悲しい気持ちにもなってしまいますが、妻として踏ん張り時だと思い乗り越えてくださいね。