夫との離婚を思い立ったら、少しでも不安のない状態でその日を迎えたいと思うようになります。
勢いよく離婚を切り出して話しをどんどんと進めてしまうと、無知が災いして後悔してしまうことはよくあること。
旦那に離婚を切り出す前に、しっかりと準備をして取り掛かる必要があるのです。
ここで情報集めをして、あなたの離婚を無事に完了させるための方法とするためにもぜひ参考にして焦らずに行動しましょう。
離婚後の生活はどうする?
旦那との結婚生活は、専業主婦としてや短時間でのパート勤めで過ごしてきたという女性は特に、離婚後の生活を心配に思うことでしょう。
離婚をしてから職探しをしたり、住む場所を探たりしていては生活をすぐに安定させることは出来ません。
離婚話がとんとん拍子に進んでしまって焦らないようにも、旦那に離婚を切り出す前に離婚度の生活のメドをつけましょう。
仕事を見つけて、実際に数か月働くことや引っ越し費用を貯めるまではして欲しいところです。
財産分与の話しにこれからなっていくでしょうが、必ずしも多くのお金があなたのものになるかは今の時点では分かりません。
離婚後の生活をあなた一人でも難なく安心して暮らしていける準備に取り掛かりましょう。
社会に出て働くのは久しぶり、という女性も体を慣れさせなければいけません。
貯金がある程度なければ、離婚してもその家から出ていくことは出来ません。
このように、夫と離婚することに対しての準備は前もってしなければいけないことがたくさんありますので、冷静になって前に進んでいきましょう。
お子さんの親権を取る場合にも生活を安定させるために出来ることを考えてください。
離婚の原因や証拠集め
離婚は夫婦にとって大きな問題となることがあります。
お互いが「離婚したい」と思っていれば何も問題ありませんが、あなたからの離婚の申し入れを旦那が受け入れなかった場合、離婚するべく理由をはっきりとあなたが伝えなければなりません。
もしも、調停や裁判になった時には、判断してくれる人に上手く「どうして離婚をしたいのか」「どうして離婚をしなければならないのか」の説明が必要です。
納得させられるための証拠集め。
仮に、あなたが暴力を振るわれているとしましょう。
これは大問題で、結婚している相手でなくてもいけないことです。
暴力を振るわれている時の録音や録画、そして怪我を負った診断書などが必要でしょう。
不倫をされたことによる離婚も、不貞行為ということで法律的でも離婚してもいい理由となっていますから、配偶者以外の人と男女の関係になっている証拠を集めておくのです。
愛し合って結婚した男女でも、婚姻関係を継続し難い理由が発生する場合があります。
離婚理由になることの情報集め、証拠で分からないことがあれば遠慮せずにどんどんと弁護士に相談してもいいでしょう。
今の段階から弁護士に相談していれば離婚を言い渡してからもスムーズにことを進めます。
離婚の条件は?
離婚をする場合には、離婚の条件が双方から出されることになります。
「子供の親権が欲しい」「自宅は手放したくない」「財産分与は退職金を含めて多めに欲しい」など。
いざ、離婚に向けて話し合いが始まると数多くのことを夫婦で取り決めていかなければなりませんので、後になって条件を付け加えるのは難しくなります。
離婚問題という大きな枠組みの中での話し合いですから、事前に条件を出しておくと後悔することにはなりません。
法律を調べ、これから女性一人(もしくは子供と)暮らしていくことになるのですから、条件を甘く見てしまうのは避けてください。
出来るだけ、あなたが優位になる方法を見つけ出し離婚後の生活をスムーズに始められ、そして不安を少なくしていくための話し合いだと意識しましょう。
実際に離婚経験者の方に話しを聞いてみたり、今はネットに様々なブログなども公開されていますので参考になります。
離婚届けを提出するまで、または取り決めを公正証書にまとめるまでにしっかりと条件をまとめて旦那にのんでもらえるようにしてください。
子供のことについては、親権だけではなく養育費や面会などについてももっと詳しく条件を出してもいいのです。
調停や裁判になる覚悟も
「離婚しましょう」「はい、そうしましょう」といかないのが普通です。
いくら前準備をしっかりとしても、数か月から数年かかるケースもあるのです。
結婚をする時には様々なことを考えて一瞬で決めたわけではないという女性も少なくないでしょう。
離婚はその何倍も考える時間も話し合うこともたくさんあるのです。
一から何かを築き上げるのではなく、築き上げたものを壊したり分けたりするのは簡単なことではありませんし、これまで一緒に生活してきた人と離れることもすぐに決断出来るものでもありません。
あなたにとって重大な離婚理由も夫にとっては「それほど問題なことではない」との認識を持つと長引いて当然です。
そんな時には、調停や裁判と言った法的な行動に出る覚悟を持ちましょう、
法律に従って離婚をするのか、どういった条件になるのかなどを決めてもらう場ですので、とっても面倒なことはたくさんあります。
面倒だからと言って、離婚を諦めるくらいならば最初から夫に離婚を告げない方がいいのです。
わざわざ夫婦仲を悪くさせることは避けて、無難に生活を送りましょう。
調停にでも裁判にでもなってもいいという場合には、きちんと覚悟を決められているということですから、旦那に毅然した態度で「離婚したい」と切り出してください。
離婚理由をまとめよう
離婚の原因やその証拠集めについては述べましたが、同時に離婚理由をまとめる作業を行いましょう。
こちらも、揉めた時などには証拠として提出出来るものですから今のうちからまとめることをおすすめします。
日記のようにまとめると難しくありません。
いつ旦那との間に何があって、どのようなことを思ったのかを分かりやすくまとめていきます。
その時の感情そのままに書いていくことで、後で見返した時に思い出しやすく説明もしやすいでしょう。
毎日でなくても構いません。
「離婚したい!」「離婚するしかないな」「離婚かなぁ」と離婚が頭を過った時だけでも行いを書いてください。
これだけが証拠になるわけではありませんが、たとえば不倫している旦那ならば、帰宅時間や怪しい行動、お金の使い方などをまとめてみると、客観的に見て「不倫に間違いないだろう」という印象を与えられます。
そこに不貞行為を表す写真などが出てくれば、疑うことのない証拠として離婚を受け入れてくれるのです。
こちらも調停や裁判を見越しての準備となります。
【こちらの記事もcheck!】離婚の手続きの流れや順番!チェックリストで必要なものを知ろう!
離婚を切り出したら旦那の態度は変わります
旦那との離婚の準備は必ず切り出す前に完了させておきましょう。
離婚を切り出された旦那は、絶対に以前の行動とは違うものとなり証拠を探り出すのは難しくなります。
もう少し苦しい日が続くことになりますが、離婚すると決めたその日をスタートだと思って地道ながらも準備を整えていくことが大事なのです。
優しくなったり、離婚理由をなくそうと努力をしたりと余計に離婚までの道のりが遠くなってしまいますので、準備が整うまでは離婚の気配を消しておくことをおすすめします。
たくさんの情報があるとは思いますが、あなたが出来るだけ安心してその日を迎えるために必要な行動を取っていきましょう。