「何だか子供が産まれてから夫婦仲が険悪になっているような気がする」「私も旦那もこれまでとは違う」と悩んでいる女性は少なくありません。
出産という夫婦にとっての大イベントを経験し、夫婦仲はもっと良くなると思っていたのに理想とは違うと困惑してしまいます。
妊娠、出産、子育てと経て旦那のことを大好きな気持ちは変わらないのに夫婦間で上手くいかなくなる理由がいくつかありますのでご紹介します。
愛し合って結婚した夫との仲を元通りにしたいあなたは、ぜひこちらを参考にして今の状況を確認しましょう。
里帰りで夫と離れることになって
赤ちゃんを出産する際には選択肢として、実家のある地域に戻り里帰り出産があります。
ママとしては、相談できる実母がいて可愛がってくれる実父がいて、産後も上げ膳据え膳で家事をしてもらえ、体調を回復させながら赤ちゃんの育児のみが行えるものです。
多くの女性が里帰り出産を選びますが、当然ながらその間は旦那とは離れ離れとなります。
それまで四六時中とまではいかなくてもいつも一緒に過ごしていた夫と離れる期間が長くなればなるほど、夫婦間に微妙な溝が出来てしまうことがあります。
その間、赤ちゃんと触れ合うことをしない男性ですから、なかなか父親になった実感が湧かないこともあり、家族や子育てについての価値観のずれが生じてしまうのです。
女性としては、「もっと気にかけて欲しい」と思うようになりますし、自宅に帰った時には両親と同じように気遣ってくれない夫を見て残念な気持ちにもなってしまいます。
産後の体調
「出産直後から元気いっぱい!妊娠前と何も変わらない!」なんてことはありません。
体に起こった変化が元通りになるまでには数か月以上かかるものです。
しかし、それは外見から判断されるものではありませんので、男性に伝えるのは難しいもの。
そこに来て、赤ちゃんの子育ては待ってはくれませんので体に鞭を打って動き回ると、余計に旦那に体調が戻っていないことを伝えにくい。
中には「女性はみんなしていること」「出来ないなんてことはない」なんて暴言を吐いてしまう男性がいると言います。
ここで思うのは、「結婚して二人の子供を出産したのに」という切ない気持ち。
これも実は体調が戻っていないことによる精神的なことから来るマイナスの感情なのです。
体調が優れないと悲しくなったり切ない気持ちになったり「どうして私だけ?」という思いになったことのある人は多いはず。
産後の女性も同じように、気分が沈んでしまい夫婦仲に悪影響を与えてしまいます。
妊娠中からの体調の変化について細かく説明をして理解を深めてもらうしか方法はありません。
子育てへの非参加
育児はママ一人でするものではありません。
二人の子供として生を受けたのですから、夫婦で育児に取り組むことが普通です。
しかし、男性は父性が芽生えるまでに時間がかかると言われており、実際に子供を目の前にして徐々に「自分の子供だ」と認識していきます。
母親の母性に後れを取り、初めての赤ちゃんならば尚のこと分からないことばかりで「仕事が忙しい」「疲れているから」と子育てから逃げようとすることもあります。
「何を手伝ったらいい?」という言葉にも妻はひっかかり、「育児は二人の仕事であり手伝うという考え方が理解出来ない」と思うようになるのです。
旦那のことは大好きでも、父親として夫にはまだまだ尊敬出来ない部分を感じています。
出産前と同じ生活を送る
結婚して妊娠して出産をする過程の中で、女性の生活はガラッと変わっていきます。
一人の女性から妻になり、そしてママになることで、大事にしなければならない優先順位の考え方や家事への取り組み方まで変化し、成長をしていくのです。
しかし、旦那の行動が出産前から何も変わらないとなれば不満を抱えているのは当然です。
大切な子供の成長を一緒に見たい、お世話が難しければ家事を手伝って欲しいなどの要望は全く感じ取ってくれません。
仕事帰りに飲みにいく頻度も変わらない、休日は友人と遊びにいくなど、今話題のワンオペ育児になっている場合には、どんどんと不満は溜まっていきます。
「育児に参加しないなんてそれって父親なの?」と疑問を抱えている女性もいます。
夫は仕事、妻は家を守ることという役割分担をしていたとしても、子育ては役割という概念ではなく夫婦で同じように取り組みたいものです。
もっと、夫婦の会話を増やしてあなたの素直な気持ちを夫に伝えていきましょう。
お姑さんからの盾
赤ちゃんという天使があなたの元にやってくると、これまで良姑だった人が豹変することもあります。
夫のお母さんによって、夫婦間が上手くいかなることがあるのです。
良かれと思った言葉や行動はあなたにとってウザいものであることが多くあるでしょう。
現代のものではない昔のやり方を紹介されただけでもイライラしてしまうのは、あなたは今「ガルガル期」だからです。
自分の子供を産んで、母性が強く出ていることで「他に子供を取られないように」「自分の領域に人が入ってこないように」しています。
そんなあなたに口出しをする姑に夫が盾になってくれていないと感じると、旦那として守ってもらえていないと感じるのです。
夫婦の気持ちは一緒「どうして私の気持ちを分かってもらえないの?」とイライラしてしまいます。
後になってこの頃のことを振り返ると自分でも驚く精神状態であることに気付きますが、その時には子供の育児に精一杯になっているからこその感情なのです。
ホルモンバランスで恋愛脳低下
子供を妊娠したり出産したりする際には、ホルモンバランスが変わってきます。
女性には気になる体毛が濃くなった経験がある人もいるでしょうが、それもホルモンバランスが関係しています。
そして、大好きな旦那なのに上手くいかなくなる原因にもホルモンバランスによって恋愛脳が低下することが挙げられます。
赤ちゃんを守ることが最も大事な使命となりますので、男性に恋をしている場合ではないのです。
「何となく好きではないかもしれない」「以前のように恋い焦がれるような感情がなくなった」と心配している女性が多いのですが、これはじきにホルモンバランスが正常になった時におさまる症状です。
好きな気持ちを覚えているからこそ「これからどうなっちゃうんだろう」と思いますが「今は赤ちゃんのことだけを考えて」という神様からのメッセージだと思って受け取りましょう。
あなたのせいでも何でもなく、出産を経験した旦那を大好きな女性はみな抱いています。
家族を大事にしていきたいという思いだけは意識して持っていてください。
ふとした瞬間に愛おしい感情を旦那に対して思い出すことになります。
今を乗り越えるために必要なこと
旦那さんへの愛があるはずなのに、どうしてか夫婦関係が上手くいかなくてモヤモヤしているあなた、こちらの内容を参考にして今を乗り越えるために必要なことを身につけましょう。
赤ちゃんの子育てで精一杯になっているところに、ホルモンバランスの変化も重なり、そして中には夫の育児不参加という状況もあるかもしれません。
冷静に話し合いが出来る日までもう少しですし、子育ては始まったばかりです。
旦那の調教もこれから出来ますし、父親としての父性も子供と触れ合うことで芽生えてきますからね。