離婚をしたことでうつ病になる人は決して少なくありません。
自分から離婚を切り出したとしても、旦那から言われて決めたという人でもうつ病で苦しんでいる人が多くいるのです。
離婚でのストレスは多大なもので、そこに様々な理由がありますのでこちらでは詳しくご紹介します。
また、うつ病で困っているあなたには少しでもお役に立てるように対処方法をご紹介しますので、あなたに起こっている問題解決に向けて参考にしてください。
目次
離婚が原因でうつになる理由
離婚事由が引き金となって
夫婦が離婚をする場合、不倫問題、子供について、金銭問題、嫁姑のトラブルなど様々なことがその夫婦によって挙げることができます。
弁護士を立てたり、調停をしたり、離婚が決まるまでは精神的ストレスを多くの方向から受けることになるのです。
この場合、離婚が決定してから張っていた気が緩み、一気にうつの症状が出始めることがあり、実は離婚をする前からその兆候が見られる人も少なくありません。
旦那が不倫をされていることだけでもうつになる女性はいます。
離婚の原因となった事柄に対して、深く傷つき、裏切られたことが理由となってうつ病を発症していると言えるのです。
離婚を決めなければならない原因に大きなストレスを感じ、離婚までに行う「慰謝料の請求」や「子供の親権」や「弁護士への相談」「調停や裁判」などによってより精神的に参っている状態でしょう。
急な消失感
あなたの方から離婚を申し立てた場合であっても、離婚が決まった瞬間や旦那と離れて暮らす間に、消失感を抱きうつ病になることもあります。
これまで他人であっても愛し合う男女が生活をしてきて、ある離婚理由によって離婚が決定されると、一緒に暮らすことを解消します。
その前に別居をしている夫婦もいるでしょう。
それまで、当たり前にいた存在がいなくなることは思いのほか消失感を抱くものなのです。
離婚までに慰謝料の請求や子供の親権を調停や裁判で争っていたとしても、やはり現実にいつもいた人がいないとなると違和感を抱きます。
憎い気持ちの中にも、これまで支え合ってきた夫婦としての絆はそう簡単に忘れることはできなく、「一生一緒にいるはずだった相手なのに」という気持ちにもなるものです。
どんな相手であったとしても、急な消失感を抱くものですから、それが引き金となってうつの症状が出てしまいます。
将来への不安
離婚が原因でうつになる人の多くは将来への不安を抱えています。
これまでは「夫婦がいればどんな問題でも乗り越えていける」と思っていましたが、もうパートナーがいなくなったことで、一人で立ち向かわなければなりません。
子供の親権を持つ母親ならば、自分の将来だけでなく子供のことも心配になるでしょう。
これから新しい恋愛をして男女の関係になって、自分を支えてくれる男性が現れるかどうかも分かりませんし、人によっては「結婚はもうこりごり」と感じている人もいます。
重たい話しで、誰かに相談をするのもはばかれると思ってしまうことで、自分の殻に閉じこもりうつ病になってしまうケースも。
見えない将来への不安は精神的に大きなストレスを抱え、それは明日のことも一年後のことも数十年後のことも考える必要があるので、余計に辛くなってしまいます。
離婚を取り持ってくれた弁護士などに相談ができれば少しは安心できる材料をいただけると思います。
その方法を見つけられないという場合には重症化していると言えるでしょう。
離婚が原因のうつの対処法
前向きな行動を積極的にとる
離婚が原因のうつの対処方法は、軽い症状の場合には前向きな行動を積極的に取ることです。
離婚にきちんと区切りをつけるためにも、旦那に苦しめられた慰謝料をしっかりと請求すること、不倫をされていた際には相手の女性にも請求してください。
離婚してからでも慰謝料の請求はできますし、旦那と浮気相手が男女の関係になった時ではなく、相手の女性の名前と住所が分かってから3年が時効です。
また、自分が楽しいと思うことに取り組むといいでしょう。
幸せなことは結婚生活を続けるだけではありませんし、あなたを心配している人はたくさんいます。
その人達と過ごして「自分は一人ではない」ことを実感しましょう。
出来るだけ外に出て、多くの人と関わりを持とうとするだめでもうつの症状を和らげることができます。
辛い時こそ、自分の内側に留まらずに楽しいこと、幸せだと感じることに取り組んでください。
生活リズムを整える
うつ病に苦しんでいる人は、生活リズムを整えることで改善させることができると言われています。
夜になると不安になり寝付けない、食欲が失せるまたは増長するなどで生活リズムが狂ってしまいがちです。
早寝早起きを目指すことからはじめ、食事は栄養のあるものを三食とり、軽い運動をしてみましょう。
朝早く目覚めたら、朝日を体じゅうに浴びることで一日を生きる活力が身につくようになります。
「よしっ!がんばろう」という気持ちが重要なのです。
太陽には不思議な力がありますので、ぜひ朝一の日課にしてください。
バランスのいい食事や軽い運動は健康だけではなく、快眠にも繋がります。
うつは入眠障害も見られますので、それを改善することでより生活リズムを整えることになるでしょう。
あなたの心身ともに健康な状態を取り戻し、本来の魅力を発揮させるためにも大事なことです。
目標は早寝早起き、そのために必要な行動を取っていきましょう。
カウンセリングを受ける
前向きな行動、前向きな気持ちをどうしても取り入れられない時には鬱症状は重症だと言えます。
そんな時には一人で苦しみ続け耐えるのではなく、カウンセリングを受けてください。
専門のカウンセリングを受けることで、あなたの気持ちを少しでも楽にしてもらえます。
適切な薬を処方されることもありますから、うつから抜け出す一歩としましょう。
カウンセリングと聞くと、精神科、心療内科を想像し敬遠してしまう人がいますが、欧米では一般化していて、この日本でも多くの人が助けを借りています。
苦しんでいるのは自分だけではないと思えるグループケアなどもありますから、勧められたものに挑戦していきましょう。
「早く治そう」と意気込むのではなく、ゆっくりと治療にあたるつもりで。
それだけ、あなたの心の傷は深く、自分の力だけで回復は難しい状態なのです。
あなたの話しを聞いてもらうだけでも違います。
カウンセラーもあなたの話しを聞き、あなたの状況を知ることで、根本的な原因を探り適切な治療方法を提示してくれます。
少し、休む時がきたと理解をして治療のためのカウンセリングを受けてください。
【こちらの記事もcheck!】離婚して寂しい…孤独に押しつぶされそう、元結婚相手に連絡したい時の対処法
辛いうつ症状、原因を知り対処方法を試しましょう
離婚が原因でうつ病になってしまうと本当に辛いものです。
「どうして私が」なんていう気持ちにもなり、これからの将来がとてつもなく心配にもなるでしょう。
まずは、あなたがうつ病になった原因を探ることから始めてください。
自分のことを見つめることができれば、その対処方法はおのずと見つかるものですよ。
どうしても辛いという時には、自分で何とかしようと思わずに専門の機関でのカウンセリングや相談窓口などを利用してみましょう。
本来のあなたの笑顔を取り戻すために、ひと踏ん張りしてくださいね。