「ワンオペ育児」という言葉が流行り出して、「私もそうだわ」と自分の置かれている状況を見つめなす女性は少なくありません。
子育ては夫婦で取り組んでも大変な時があるのに、それを一人でこなしているあなた、疲れを溜め込んでいることでしょう。
時には、精神的にも辛くなり涙を流してしまうこともあります。
そこでこちらでは、少しでも疲れを癒し、心を癒すためのメッセージを専業主婦の方、共働きの方に分けてご紹介しますので、少しでも参考に出来るものがあれば積極的に実践をしてください。
目次
ワンオペで疲れた専業主婦のあなたへ
当たり前なんて言葉を考えないで
「専業主婦なんだから、家事も子育てもして当たり前」「専業主婦は外に仕事に出ていないのだから一人でこなして当たり前」
こんな「当たり前」の言葉を考える必要はありません。
子供にとってママは一人ですが、パパだっていて、子供にとって二人が親なのです。
専業主婦だからと言って、ワンオペ育児が当然だという声は無視をしましょう。
「昔の女は家を守り、家事をしながら子育てをしたものだ」なんて言われますが、今と昔では生活スタイルの変化があります。
近くに両親や義両親が住んでいない、住んでいたとしても手伝ってもらえる環境にはない、そして近所付き合いも昔ほど盛んではありません。
現代の人達はみな忙しく、昔の人のように子供を見てもらえる人や家事を手伝ってもらえる環境ではないのです。
気持ちまでワンオペになる必要はありません
旦那の仕事が忙しく、核家族であり、どうしてもワンオペ育児になってしまっている女性もいるでしょう。
慣れない育児に戸惑い、不安になるのは専業主婦でも共働きの女性でも同じです。
ワンオペ育児を避けられない状態になったとしても、気持ちまでワンオペにならないようにしましょう。
何から何まで一人で抱え込むと、産後クライシスや産後鬱、育児ノイローゼの危険性が高まります。
同じような環境のママ友を作ったり、近所の公民館に出向いて情報交換の場として活用しましょう。
あなただけが専業主婦としてワンオペ育児で苦しんでいるのではありません。
同じ境遇で辛い思いをしている人と知り合い子育ての情報交換を行えば、より楽に一人でも子育てを楽しめるようになります。
「私は一人」だとは感じなくもなっているでしょう。
子供の成長を一番近くで見られるのはあなただけ
妊娠、出産、そして子供の保育をママ一人でしてきたという女性は、ワンオペ育児についてもっと違う見方をしてみましょう。
子供の笑顔、子供の寝顔はあなただけしか見ることは出来ません。
いつもその状況を独り占めしていると思えば疲れも吹き飛ぶはずです。
仕事が忙しく保育に参加したくても出来ない旦那には、写真や動画を送ったり、二人の子供が育っていることを伝えるようにしましょう。
旦那でも自分以外の人に子供の情報を発信することで、気が軽くなります。
また、子育てに積極的に参加してくれないという旦那には、「私の独り占め」「あなたは知らない子供の素敵なところを一番身近にみられているのよ」という気持ちを持ちましょう。
自分の殻に閉じこもらないことを意識して、あなたがママとして子供の身近にいられる環境を心から喜ぶのです。
痛い思いをして出産をした可愛い子供、専業主婦という強みである四六時中一緒にいられて、少しの成長を見逃さない環境をどんどん活用していきましょう。
ワンオペで疲れた共働きのあなたへ
工夫は手抜きではありません
夫との共働きでワンオペで苦しんでいるあなたは、様々な工夫を取り入れていることでしょう。
しかし、自分の中で「完璧な家事は保育じゃないかもしれない」「中途半端なことをして子供に申し訳ない」と思ってはいないでしょうか。
もしくは、他の誰かにそのような意味を伝えられるといったことがあれば、必要以上に疲れてしまう状況です。
家事や育児の工夫は手抜きではありません。
ただでさえ、仕事を抱えて家事や育児までしているのです。
スーパーウーマンでも、体力の限界はあります。
工夫を取り入れて、段取り良く効率的に出来ているのならそれは主婦の鏡です。
何十年と主婦に取り組んでいる女性でも、たくさんの工夫を取り入れて自分の体調管理や心の平衡を保っているのです。
子供のことを愛しているからこそ、毎日を無理せずに生きていられるのです。
あなたはとてもパワフルでそして賢い女性であると、プライドを持っていきましょう。
気持ちと状況を旦那に理解してもらいましょう
仕事をしているのはあなただけではないのは良く分かっているはずです。
あなたも旦那も同じように責任ある仕事を持っています。
母親だから子供のことは全てあなたがしなければいけないのではありません、夫があなたと同様の状況に陥ってもおかしくはないのです。
家事や育児を変わってもらいたいわけではありません。
ただあなたは、旦那に自分の今の状況や気持ちを理解して欲しいと思っているのです。
相手に誤解を与えないように、気持ちを打ち明けてみましょう。
夫も子供が出来て、父親としての責任に押しつぶされそうになり、仕事に打ち込むしかないと思っている場合があります。
夫婦間で誤解が生じていると、これからの結婚生活に暗雲が立ち込めます。
夫婦お互いの情報を与えあうという作業を時々でもしていなければ、夫は子供の成長に追いつけなくなってしまうことがあります。
共働きでワンオペ育児をしているどうしようもない環境だからこそ、心が繋がっていなければなりません。
サービスを活用するのは子供のためでもあります
民間のサービス、保育などのベビーシッター、仕事が休日の育児保育、家事代行サービスなどの利用を躊躇している共働きの女性は少なくありません。
「自分が楽をしていると思われてしまう」「子供と少しでも一緒にいなければ」と自分を追い込んで、便利はサービスの利用を避けているのです。
しかし、これらのサービスが根付いている理由は、母親はもちろん子供のためにもなるからなのでしょう。
ママが仕事に家事に育児にと疲れ切った姿は子供にとっても痛々しく、時にはイライラしてしまうことを悲しむ女性もたくさんいます。
出産をへて授かった子供を傷つけるわけにはいきません。
共働きのあなただからこそ、息抜きは必ず必要です。
仕事からも家庭からも離れる時間が1時間でもいいのであるべきです。
母親の笑顔こそが子供の安心を引き出します。
ほんのわずかな時間でリフレッシュすることも多くありますので、本当に辛い時には様々なサービスを利用して、気持ちを新たなものにしていきましょう。
余裕のある生活を送れるようになれば、育児も仕事もスムーズに思い通りに進ませることが出来るはずです。
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ワンオペ育児は今や社会の問題となっています
ワンオペ育児に取り組み、疲れ果てているあなた。
ワンオペ育児から逃げ出すことは出来ません。
それは全て可愛い子供のためのことですから、逃げだす選択肢はないはずです。
それならば、少しだけワンオペ育児に対する思いや気の持ちようを変えてみましょう。
時には環境を変える必要もあるかもしれません。
頼れる場所やサービスは積極的に頼っていく勇気を持つことで、笑顔で子供の成長を見守ることが出来ますよ。
あなたが笑顔でいれば、子供も必ず笑顔を向けてくれるのです。