「仕事からの帰りが遅い」「飲み会にいくとなかなか帰宅しない」そんな夫を持つ妻は、寂しくもあり悲しくもあり、そして心配をしている人も多くいます。
「どうして家族のいる家に帰ってこないのだろう」という疑問も同時に抱えることになります。
家に帰ってこない夫の心理を知りたい、そんなあなたに詳しくご紹介しますので、分かりにくい部分もある男性心理の理解に努めましょう。
そして、こちらでは帰りたい家庭にする方法もお伝えしますので、旦那の帰宅時間を早めるための方法としてもご活用ください。
目次
家に帰ってこない夫の心理
自宅に居場所がないと感じている
仕事や飲み会、遊びからなかなか家に帰ってこない夫の心理の一つに「自宅に居場所がないと感じている」ことが挙げられます。
「自分の家なのに、どうしてか落ち着かない」と感じている夫は、周囲に常に人がいる状態があまり好みではないのかもしれません。
妻が子供にばかり意識を持っていくことに「つまらない」と思っている旦那もいます。
「家に帰ってもなぁ…」と帰宅することを躊躇している間にどんどんと時間が過ぎていっているのです。
家に帰ってこない夫の中には「自宅が汚れているから帰りたくない」なんて、「疲れている体を休める環境ではなく、気が休まらない」という理由もあります。
自宅を良い環境だとは感じることはなく、家にいるよりも「仕事をしている方がいい」「気の合う仲間とお酒を飲んでいた方がいい」と思っているのです。
遅くなってしまったことへの恐怖感
「帰りたくないな」と思っている間に、飲み会などを楽しんでいる間に、刻々と時間は過ぎていきます。
家に帰る時間が遅くなると、妻に心配をさせる、怒られるという不安な気持ちや恐怖感によって余計に家に帰ってこなくなるのです。
自宅が嫌という気持ちよりも妻を恐れています。
これまでに帰宅が遅くなったことで、怒鳴られた経験のある男性やコンコンと説教をされたことのある男性は、「出来れば奥さんが寝ている時間に帰りたい」とも思っているでしょう。
確実に就寝した時間を狙うのですから、自然と帰宅時間は遅くなりますが、妻としては「ガチャ」と開く玄関の鍵の音には神経質になっていることも多く、結果的にやはり怒られてしまうという悪循環が生まれてしまいます。
どんどんと帰宅時間が遅くなっていき、夫婦の会話が皆無になり、家族としての役割を見失っている夫も少なくありません。
身軽に動きたい
時々、家に帰ってこない夫の心理は「家庭から離れて身軽に動きたい」という思いです。
家族一緒に行動では、「妻優先」「子供優先」になりがちですが、夫だって行きたい場所や興味のある場所があるもの。
一人、あるいは誰かと自分の思うように満足するまで「行動したい」という欲を満たし、ストレス発散しています。
いつもは何よりも第一に家族を思い行動を起こしている旦那、しかしそれでは息が詰まり、わざと残業をして、日中の就業とはまた違う自分のペースで仕事に取り掛かったり、同僚などを誘い趣味の世界に没頭したりなんてこともあります。
気の合う人、もしくは旦那の意見を通せる人と一緒に行動をすると、生きている実感さえ湧いてきます。
自分の時間として貴重な時を過ごしているだけですので、きっと「何をしていたの?」と聞くと快く答えてくれるタイプです。
後ろめたさよりも、自我を保つため、必要なストレス発散を行うためという認識が強いでしょう。
旦那にとって帰りたい場所を家庭にする方法
夫のスペースを作る
「あまり遅く帰って来てほしくない」そう思う妻は、旦那にとって「帰りたい場所」が家庭でなければいけません。
仕事が終わり「早く帰りたい」と思わせることに成功すると、「家に帰ってこない」なんてことにはならないのです。
その方法として一つは、夫のスペースを家の中に作ること。
「書斎」に憧れる男性は多く、家庭を持っても「一人の時間は必要」「逃げ場所が欲い」と思っているから。
少ないスペースでも構わないのです。
持ち帰った仕事ができるくらいの空間、可能ならば個室を準備してみると、驚くほど旦那の帰宅時間は早まります。
もちろん、家族の時間はこれまで通りに過ごします。
食事をしたり団らんをしたり、その前後にはちょっと息を吐き出せる自室にこもるだけでも、ストレスを感じない生活にさせられるのです。
夫婦喧嘩をしてしまった時でも、お互いに逃げ場所が家の中にあるだけでもその後の対応は良くなります。
笑顔でいる時間を増やす
家に帰ってこない夫を心配するあまり、「どこに行ってたの!」「何時だと思っているの!」と怒りの形相で旦那に接してしまう気持ちはわかります。
考え込むことで「家庭にいるのがそんなに嫌なのかな?」「もしかして浮気でもしているのかな」と不安な表情で夫に接することもあるでしょう。
しかし、ここは感情をグッと抑えて笑顔で接するようにするのです。
妻の笑顔は夫を安心させられるものです。
「頭ごなしに怒られない」ことが分かれば、「そうして家に帰らないのか」を教えてくれます。
自然と原因や理由を旦那の口から発し、それを「妻と共有したい」と思うようになります。
笑顔が増えれば、夫婦間の会話の機会も増え、心の奥底にあるものまでを吐露できる関係に発展していきます。
もし、帰宅時間が遅くなるようなことがあっても、無断で心配になるような時間に帰るということはなくなりますから、家の雰囲気を良くするためもぜひ笑顔で過ごすよう心がけましょう。
家族みんなが出迎える
仕事帰りの旦那は家族全員で出迎えることで、家庭を帰りたい場所にできます。
「みんなが俺の帰りを待ってくれている」「おかえり」と家族に言われる幸せを噛みしめられます。
夫という生き物は時として「自分は何のために働いているのだろう」と考えることがあります。
その時にふと、家族の顔が思い浮かんできたとしたら、はっきりと答えを導き出し、人生を満たせるのです。
「家族のために生きること」が生き甲斐にもなり、自宅で過ごす時間こそが最も癒しの時となるでしょう。
一生懸命に仕事をし、戦ってきた旦那を家族で出迎えると、その効果を早く感じることになります。
子供たちを含めて、出迎えの習慣を身につけるとともに家族にとって夫として父として大事な存在であることを伝えていきましょう。
妻としての役割の重要なポイントで、日頃家にいる時間の少ない夫を「たてる」ことを意識してください。
彼は嬉しくもなり喜んで帰宅時間を早め、家族団らんの時間を過ごせるようになります。
時には飲み会や残業を嫌がるようにもなることもありますから、あなたとしても旦那の想いを感じられるでしょう。
「早く家に帰りたい!」と思わせること
家に帰ってこない夫の心理には、妻とのことや家族への想いが関わっていることも少なくありません。
浮気や不倫をしているようではないのならば、夫婦関係を見直して「早く家に帰りたい」と思わせるようになれば、問題は解決です。
あなたの寂しさや心配を夫の帰宅時間によって感じることもなく、夫婦関係は良好に進んでいきます。
家族としても深い絆が結ばれ、全員が幸せな気持ちで毎日の生活を送るようにもなるでしょう
ちょっとした工夫を取り入れるだけですから、彼の心理を理解した上で実践してくださいね。