「何だか夫婦生活がうまくいかないな、想いが伝わり切れていないような気がする…」
「もしかしたら夫はアスペルガーなのかもしれない…」と疑問を感じている方はこれからの生活にも不安を感じていることでしょう。
あなたがもしも「アスペルガー」という言葉は知っているけれど、実際にはどのようなものなのかは理解出来ていない、夫がアスペルガーかどうか確認したい、そんな時にぜひ参考にしてください。
アスペルガーの夫の特徴を今の旦那と見比べながら読み進めてみると、これからの夫婦生活のヒントが見つかるかもしれません。
目次
アスペルガーってそもそも何?
まずは、アスペルガーってどのようなものなのかを正しく理解しましょう。
中には、偏見を持っている方もいますがその偏見は夫を苦しませてしまうことにも繋がります。
愛した旦那の状況、状態をよく理解した上でアスペルガーへの対処は生まれます。
アスペルガーとは、発達障害の一つです。
(こちらの記事もcheck!もしかして旦那は発達障害?!チェック方法と発達障害の夫に疲れた時の対処法)
私たちがアスペルガーと呼んでいるものは正しくはアスペルガー症候群と言い「アスペ」と呼ばれることもあります。
解明はされていませんが、何らかの原因で脳機能に障害が起きいていると考えられているのです。
人とのコミュニケーションや社会性想像力などに障害があり、本人もとても生きづらい思いをしています。
言葉や知能に障害がないので、本人も周りの人も気付きにくく「なんか変わっている人だね」と意識されて終わり、なんてことも。
今では、4000人に一人という割合で発症すると言われていることから、身近な病気の一つだと認識しましょう。
アスペルガー夫の特徴
妻の気持ちを察することが難しい
アスペルガーの夫は、妻の気持ちを察するという行為が苦手です。
男女の関係は特に、ちょっとした行動から相手の感情を読み解くことって大事な時があります。
敢えて言葉に出さずに態度で表し、察してもらいたいとう女性の想いはなかなか伝わりません。
その行動の裏にある意味、その人の雰囲気に表れている気持ちを汲み取ることが出来ずに、女心に寄り添うことが出来ないと妻は感じます。
「どうして分かってくれないの?」それについては、妻は事細かく丁寧に説明をしてはじめてきちんと理解できるのです。
複雑な感情の伝達は、とても難しいですが根気強さを持つことで気持ちを伝えられます。
直接的な言い方で人を傷つけることも
アスペルガーの夫は、遠まわしな言い方をすることを難しく感じ、その場の状況や空気を読むことができなく、思ったことをそのまま口にすることがあります。
その場に不適切でなかったり、相手を傷つけてしまうことも少なくありません。
直接的な言い方によって、言葉を受け取った妻としては傷つき、悲しむことで夫婦喧嘩に発展することもありますが、アスペルガーの夫は「正直に言っただけなのにどうして怒るんだろう」と不思議な気持ちになります。
一つの言葉をどう相手が受け取るのか「もしかしたら傷ついてしまうかもしれない」という「かもしれない」を想像することが困難だと感じているのです。
思ったことを一度、自分の中で咀嚼して言葉に出せないということ。
大勢の人の前で急にあなたの悪口にも似たようなことを言われた経験のある人は、夫がアスペルガーでは?と心当たりを持つようになります。
そこには、悪気が存在しないので、妻としても苛立ちをどこに向けたらいいのか分からないということもあるでしょう。
言葉の裏や続きを読めない
悩める妻は、夫からの言葉だけに頭を抱えているのではありません。
妻が発する言葉の裏や続きを読んでくれない、言葉を額面通りに受け取られてしまい、「こんなことも一から全て説明しなければいけないの?」と感じています。
「今、手が離せないから子供を見ていてね」と言えば、本当にジーッと子供を見ているだけ。
妻の言葉の裏には「一緒に遊んでね」「危険なことがあれば止めてね」など、多くの意味が隠されていますが、そこに考えが至らないのです。
実際に子供が怪我をしてしまっても「きみが見ていていって言ったんだよ」と自分には非がない、言わなかった妻が悪いという流れになることも。
彼とのしては言われたことを遂行しただけで、それ以上のことは言われていないからしない、「だったら始めから言ってよ」と思っているのです。
純粋なところに惹かれた妻も、その無垢な思考な夫がアスペルガーだから?という考えに至ります。
何でも引き受けてしまう
アスペルガーの夫は優しい、そう感じるのは「ノー」と言えないから。
その真意は「断れば自分のことを嫌われてしまうかも」「結婚した妻の要求は受け入れなければならない」との思いです。
アスペルガーは、グレーがとても苦手で、常に黒か白という極端な思考をしがち。
好きでいられるか嫌われるか、そこが頭にあるので妻からの要求に「ノー」と言えません。
そのため、人知れず傷ついていることもあります。
それだけ、妻の行動や言葉には敏感になっている証拠だと理解してくださいね。
対人関係に苦労しているアスペルガーの夫は、妻からの要求だけではなく職場でもなかなか「ノー」と言えない事から、多くことを背負い過ぎていてどうにもならない事態に陥ることもあります。
あなたとしては「出来ないことは出来ないとはっきり言って」と思ってしまいますが、彼の奥底にある「嫌われたらどうしよう」「自分が不必要な人間になり下がったらどうしよう」という不安を汲み取ってあげると支えられることが増えていきます。
依存傾向、束縛傾向がある
最後に、アスペルガーの夫には依存傾向、束縛傾向のある人もいます。
「何がそんなに心配なの?私はあなたのことを愛しているのよ」と伝えても、それでも不安な気持ちを人に対して抱いてしまうということも。
アスペルガーの特徴の一つに「強いこだわり」というものがあります。
執着するくらいにこだわり、そこに集中してしまうと一切の周囲を見渡せなくなってしまうくらいです。
誰にだって「愛する人を独占したい」という気持ちは持ち合わせていますが、それが度を超えるように感じるとアスペルガーを疑ってみましょう。
時には、依存や束縛が暴走してストーカーのような行動を取ってしまうと夫婦関係の危機を迎えてしまいます。
愛されることは素敵なことで軽い束縛は幸せを感じることもありますが、許容の範疇を超えてしまうと、妻とはいえ、一緒に生活をするのも苦しくなることも想像できます。
お互いに苦しさを抱えている関係では、うまくいくものもいかなくなりますので、専門の医師に診察をしてもらうなど、早めの処置が重要です。
「変わっているところ」も魅力の一つですよ
アスペルガーの夫自身もそうですが、その妻も生活を送る上で心配なことは不安な気持ちが過ったり「どうしてこんな風になってしまったのだろう」と感じることがあります。
まだ、アスペルガーと診断されていない状況ならば、それは顕著で夫婦として苦しめられるのは辛いもの。
しかし、一旦発達障害の一つであり、病気だと認識すればアスペルガーだからこその人より優れたところ、一生懸命に愛してくれるところ、こだわりを持って生活をしていることも夫の魅力の一つだと感じられる妻たちも多くいます。
まずは、アスペルガーの理解からはじめましょう。